Ring Jacket pt. 1

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今のようなテーラードメンズウェアの興味が次第に出てくる前にも、日本の仕立ての中でRing Jacketが最良という印象でした。考えると、Ring Jacketのマーケティングやお店はそんなに広範囲にPRしてはいないようなので、テーラードウェアに興味がなくても、Ring Jacketを知るようになった理由はなかなか分かりません。

どういうことかというと、例えば、テーラードウェアに興味がない人でも、Suit Companyや、United Arrowsや、Beamsなどは、日本人でも日本に住んでいる外国人でも、みんなが知っているブランドですよね。


初めてRing Jacketと出会ったのは、ちょっとおかしいですが、セールでDragoという生地のメーカーのソラーロスーツを買った時でした。さっきの文章の内容はなんとかおかしいですね。スーツのコレクションを作りたい場合は、ソラーロスーツから始めるのが正解じゃないということは普通だと思います。それでも、せめて今はRing Jacketのソラーロスーツを持っていて嬉しいです。

一応、もうスーツのコレクションの空いているスポットによって、次第に買うプロセスが始まりました。ということは、実は自分が好きなスーツを買うことです。私は、基本的にフォーマルなスーツを着ている人ではないので、買いたいスーツはカジュアルなスーツです。つまり、今後別の記事で、Ring Jacketのスーツやジャケットを紹介する予定があるということです。


1954年に福島乗一さんがRing Jacketというブランドを設立しました。クオリティがあり、エレガントな既製服を作り、一つの目的がありました:「注文服のような着心地の既製服を作ろう」です。ビスポークのようなコンフォートがあり、上品なガーメントを作りたかったのです。

最初からアメリカのアイビースタイルからインスピレーションされたスタイルを作りましたが、ナポリタンスタイルの人気が広がり、1980年代から、Ring Jacketは次第にナポリタンテーラリングのトラディションのベースで、新しく独自のスタイルも更新できました。個人的に言うと、それはいい決定だったと思います。いつでも変わっているトレンドがあっても、その中で、今のRing Jacketはタイムレスなスタイルです。

Ring Jacketの創建者の息子、福島薫一さんが、Ring Jacketの社長になった時は、もうナポリタンスタイルのインスピレーションで、首尾よくRing Jacketのユニークなスタイルで、一流クオリティになったと思います。 

Ring Jacketはナポリタントラディションのお陰で独自のスタイルが出来たということを信じても、Ring Jacketは独自のスタイルと、ユニークな仕立てが絶対に出来ています。世界中にいるテーラードウェアの愛好家が、Ring Jacketのガーメントを見ると、すぐRing Jacketのデザインやクオリティだということに気がつきます。

イメージ的にRing Jacketは、ジャケットが基盤ということがあると思いますが、非常に素敵なジャケットです。Ring Jacketのジャケットに関して、どういう期待があるかというと、ソフトショルダーや、綺麗な均整がある広めのラペルや、手縫いのエレガントなステッチのディテールの期待もあります。

Ring Jacketはナポリタンテーラリングが仕立ての最高峰として見えるらしいです。日本の習慣での生得的な謙遜限りに、Ring Jacketは独自のRing Jacketが仕立ての精鋭ということをなかなか認められないと思いますが、最高峰というのは絶対に真実です。

Ring Jacketの特に好きな面は、既製服のブランドとして言うと、高値でも同じような価格の他の有名なブランドに比較すると、ものすごくいいクオリティやいい仕立てのアイテムを買うという感じが出来ます。この理由でRing Jacketがこんなに人気が出たと思います。

Ring Jacketのいいクオリティの生地や、素晴らしい仕立てや、長持ちできるガーメントは、

高値なのにコストパフォーマンスがとても良いです。


生地に関しては、勿論、リングヂャケットオリジナルファブリックがあり、オリジナルの生地以外でもRing Jacketが有名な織物商社とミルとコラボレーションで出来た生地もあります。そのお陰で、ガーメントの基盤の安心が出来て、Ring Jacketのクオリティに信頼が出来ます。

生地がものすごくいいクオリティ以外は、仕立ても細かいディテールまでも非常に良いです。

Ring Jacketのガーメントのいい点は、例えば手縫い以外に、縫製の部分を手縫いに似ているようなセッティングで、ミシン縫いでも手縫いでも綺麗な結果になります。このようなことは、費用最小化出来るためという理由ではないです。現に、カラーやショルダーなどは手縫いで作ります。結局、この理由で、Ring Jacketのアイテムは、非常にいいクオリティーでもコンフォータブルなテーラードウェアになります。

ミシン縫いの部分でも手縫いの部分でも、両方とも非常にいいクオリティということは、何回も繰り返ししても、明白すぎて証明は必要ありませんが、自分で試着してディテールを見ても、Ring Jacketのクオリティは間違いないです。

Ring Jacketはカスタムの様々なオプションがあっても、Ring Jacketというのは、既製服を作っているブランドです。どのようなクオリティがあるかというと、既製服のスーツやジャケットさえも、「既製服のビスポークのようなクオリティ」があるブランドと言えます。


海外からすると、日本の社会は、概して保守的な社会というイメージがあり、そういう保守的なイメージはスーツスタイルにもあると思います。一応、そういうイメージがあってるかどうかという話は、個人的に反対している分も賛成している分もあるので、ただ絶対的に言うことが出来ないと思います。しかも、どの国でも、保守的な面でも革新的な面でもありますよね。

話に戻ると、やっぱり保守的なスーツを着ている人が多いと思いますが、せめて保守的な黒いスーツは、ほとんど就職希望者限定というイメージです。

ちなみに、思うのは、Ring Jacketのお陰で、スーツを着ている人に、エレガントでもコンフォータブルなビジネスシーンでも着用出来る選択があります。Ring Jacketはテーラードウェアの愛好家でもサラリーマンでも、適しているスーツのオプションがあります。


Ring Jacketの仕立てに関しての結論は、エレガントでもゆったりでも、クラシカルな仕立てに基づいてモダンな仕立てということです。


一方で、特にジャケットのエレガントなカラフルなアイテムを作るのも遠慮していないです。

春になる時は、毎年新しいジャケットを発表します。カラフルながら上品なライトウェイトや、風通しがよく軽やかに着用出来る生地で作ったジャケットの様々なオプションがあります。その生地は、「Piacenza」や「Carlo Barbera」や「Ermenegildo Zegna」など、というメーカーからの生地があります。しかも、今年のリネンのツイードのようなリングヂャケットオリジナルの生地もあります。気になっている方は、下のリンクを見るすぐ分かると思います。

https://ringjacket.shop/shopbrand/jacket/

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最後には、Ring Jacketの既製服のアイテムを買いたい方に、どんなモデルがおすすめかをおしえたいです。

まず、ジャケットです。一応、Ring Jacketはたまに1着のジャケットのモデルを、パディングがありとなしのバージョンも販売しています。ですが、ほとんどは、ソフトショルダーと3つボタン段返りです。では、そのベースのジャケットについて詳細に説明していきます。

私と同じように、ワイドラペルと、やや上となっているボタンスタンスが好きな方は、モデルNo-269がおすすめです。このモデルは、少しフィットが広めとなっていますが、その理由こそ好きで、ウエストを少し細くすると綺麗なVシェープになります。

このジャケットと同じようなワイドラペルがあるNo-286というモデルもあります。

このモデルは、もう少し角度が下がったゴージがあるジャケットです。

No-254というモデルは、No-269より少し下になっているボタンスタンスと狭いラペルがあります。

Ring Jacketのジャケットはソフトショルダーというショルダーがあるモデルの中には、このモデルが一番ナポリタンスタイルのようなリップル形となります。

一応、私が一番好きなモデルはNo-269で、基本的には、そのモデルはジャケットとして全部の私の好みが100パーセントが入っています。


トラウザーズに関しては、実は、全てのモデルが綺麗なのに、個人的には、一つのモデルしか考えられません。それはS-178というモデルです。

このモデルは結構ハイライズで、ツープリーツのインプリーツがあるモデルです。しかも、ベルトループのバージョンがあっても、このモデルはサイドアジャスターがあるバージョンが一番多いです。

一応、S-182というモデルも似ている格好で、ただプリーツがインプリーツとなります。他のジャケットとパンツも様々なモデルがありますが、この記事で紹介しているモデルは、私の好みと一番あっているモデルです。

最後には、Ring Jacketの「Napoli」というラインもあり、Napoliの色々なアイテムに対しては経験がありませんが、手縫いのディテールがあるし、非常にいいアイテムらしいです。

それ以外は、勿論、Ring Jacketのオリジナルファブリックの中のBaloonという生地です。Balloonの「10 Month」というバージョンもありますが、やっぱり夏のためのBalloonのジャケットが一番人気ですね。しかも、夏とぴったりで風通しがよくて伸縮性を兼ね備えた「Balloon Fresco」もあります。この「日本の夏は基本的に5月上旬から9月末まで」と思っている北欧の人からすると、Balloon Frescoは絶対におすすめです。お陰様で夏でもジャケットを着られそうです。

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一応、これから自分のお店やウェブストアの経験についての記事を書く予定がありますが、少しだけお店やスタッフさんについて書きます。

全ていい経験です。(これで結論が終わりって感じですよね(笑)

でも、本当にいい経験しかなく、Ring Jacketはどの店舗でもスタッフさんが優しくて、知識豊富な人がいます。特にスタッフさんはよく話し掛けてくれて、お客様に最上級のおもてなしをしてくれます。それは私にとってとても安心できる空間であり、時間となります。お陰様で購買意欲が増えます笑。

www.ringjacket.co.jpを見たら、販売しているアイテムも面白いブログもあるので、是非ご覧ください。

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