William Halstead

Ring Jacket MTO

今回の紹介は、初めてのネイビーのスーツです。


実は、やっぱり初めてのネイビーではないです。秋冬ためのスーツは二、三着を持っていて、春夏のためにも一着があります。

それでも、夏のために持っているスーツは、チェックのLoro Pianaで非常に良いスーツですが、トラウザーズの股上が好みより短いです。悪いですが、その理由で実はあまり着ていないです。

今回のネイビーのスーツは、リングヂャケットで初めてのネイビースーツで、やっと好み100%とあっているスーツなので、初めてネイビースーツを貰った時のような嬉しい気持ちになります。

The Fabric

今回のスーツは、William Halsteadの生地にしました。

この生地も初めてのHolland & Sherryのようにモヘヤが結構服含んでいる生地です。

というか、Holland & Sherryより、モヘヤが60%入っています。やっぱり、Holland & Sherryのスーツもらってから、次第にモヘヤに慣れて、モヘヤの良い面好きになってきました。

ネイビーで、ただのソリッドな生地じゃなく、少しだけパターン見たいな見た目が欲しかったです。

それは、わざわざな作ったシャドーストライプのようなパターンということではなく、でも、織に組み入れた系で出来上がったパターンのような見た目です。

それために、このWilliam Halsteadがピッタリと思います。しかも、この生地の含まったモヘヤとウールの系で、なんとかテクスチャがありそうな生地になります。

もしかすると、この生地はリングヂャケットがWilliam Halsteadから依頼で出来た生地で、この生地が夏のために良い生地です。

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Specs

  • William Halstead

  • 60% モヘヤ / 40% ウール

  • 250グラム

  • 平織

  • ジャケット No-269

    • 半裏

    • 3つボタン段返り

    • ダブルステッチ

    • 両玉縁ポケット

    • ラペル:9,4センチ

    • 本切羽

  • トラウザーズ S-178

    • ツープリーツ(アウト)

    • サイドアジャスター

    • 股上 27センチ

    • 裾上げダブル、6センチ

Suit Details

このスーツには、いつもの好みと一つ変更をしました。それでも、その変更は見た目に関して、結構影響があります。

今までのオーダースーツは、全て元々SubalpinoArmy Sergeのスーツがあるディテールを元ついて作りました。

その見た目はやっぱり一番好きです。

それでも、今回はパッチポケット代わりに、両玉縁ポケットにしました。

パッチポケットのようなカジュアルな見た目はまだ一番好きなのですが、たまに両玉縁ポケットが正解だと思います。

このポケットにすると、一番当然なすぐ分かる違いはもっとフォーマルな見た目となります。

実は、パッチポケット代わりに両玉縁ポケットにするのは、注文してから頼んだ変更です。

変更した時は、ダブルステッチよりシングルステッチのほうが正解ですので、ステッチも変更したほうが良いかもしれませんと思いましたが、ダブルステッチのままにしました。

作ったスーツを見ると、非常に綺麗でダブルステッチのままにしてよかったです。

しかも、スーツのコレクションは、その理由でなんとかパーソナルな感じになっていると思います。

両玉縁ポケットでこのスーツはもう少しフォーマルなイベントにも着れます。

ルール的には、ダブルステッチや裾上げダブルや、二つディテールが特にフォマールではなくても、スーツの全て見た目として見たら、全然問題ではないと思います。

(しかも、一般な人はこういうこと知らないと思います)

ポケットとステッチを見ると、フォーマルな両玉縁ポケットとカジュアルなダブルステッチの併置でも、両方とのディテールが綺麗に合わせます。

このジャケットはものすごく綺麗ですが、「グリンザ」 (肩のスリーブの部分がシャーリングある)はCrispaireのスーツに比べると、もう少し少ないです。それでも、Crispaireのジャケットとこのジャケットも、両方とも非常に綺麗な肩になったと思います。

しかも、肩の上は綺麗なステッチのディテールがあります。勿論、スリーブの方は、シングルステッチで本切羽があります。

背抜きなのですが、裏地がライトブルーのキュプラで綺麗なコントラストになります。

このスーツには、またダークブラウンのホーンボタンにして、カジュアルなコーディネートでも、フォーマルなコーディネートでも出来ると思ったのでしました。

個人的に、ダークブラウンのボタンは黒シューズでもコーディネートが出来ると思います。

逆に、黒いボタンはブラウンシューズと一緒にコーディネートしたら、合わない時もあると思うので、ダークブラウンのボタンが好みです。

私のスタイルは結構こういうフォーマルとカジュアルの併置がありますが、ルールの知識があれば、わざわざ好きのように守らなくても全然問題ないと思います。

トラウザーズはやはり今回もモデルS-178です。ツープリーツのアウトプリーツで、エレガントな長いファスナーで、裾上げダブルの6センチです。

今回のジャケットのポケットの変更は、注文してから、考え直しで決めたディテールですので、他の変更すればいいかということは考えなく、トラウザーズは前と同じようなトラウザーズになりました。

もしかすると、バックポケットをボタンなしとか、ワンプリーツにすればいいか、という意見の方がいるかもしれませんが、私にとって、このトラウザーズスタイルがいいと思います。

結局、私は、このようにフォマールとカジュアルの併置になるスタイルが好きですので。しかも、リングヂャケットの既製品のスーツは同じトラウザーズとなるので、パーソナルスタイルでもリングヂャケットのルックの守りが出来て嬉しいです。

Conclusion

二回目のフィッティングの前に、このスーツはなんとか変わり者となるかなと思って、

スーツはどんな感じになるのを結構気になりました。ポケット変更を急いでしてしまって、他のディテールを変更しなかったので、しなければよかったかなという考えが抜けなかったです。

その気分を問わず、二回目のフィッティングの時は、初めて見た瞬間にすぐ安心ができました。本当に満足でした。

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何と言っても、このスーツは非常に綺麗なスーツになりました。実は、どういう期待があればいいかがなかなかわからなかったですが、思ったより素晴らしいです。

このスーツを見ると、変更したいことは一つもありません。

ポケットで欲しかったフォーマルな面もあるし、ステッチで何とかパーソナリティーがあるし、本当に素敵で満足です。

最後に、この生地も非常に素晴らしいです。

実は、ちょっと硬いという感じですが、それはなかなか動けないくらい堅いというレベルではないです。

この平織は、Crispaireよりさえ、特に風通しがいい生地です。

しかも、モヘヤのお陰で、クールな感じです。