summer Fabrics pt. 3

Jackets - Wool & Other Mix Cloths

まず、この記事を読む前に、最初に「Summer Fabrics pt. 2」を読むのをお勧めします。

そして、また次にこの生地の内容も、私の意見なので、テクニカルな情報より自分の経験に基づいた意見を伝えます。

今回の記事は、100%ウールと、100%コットンと、ウールの代わりにカシミヤか、コットンとシルクとリネンが含まれている生地についての記事です。

ランキングは、また暑い日に着にくいジャケットから、一番着れるジャケットまでを選定しました。

⑦ Caruso

(ウェイト未知、大体280グラム)

ツイル・ヘリンボーン

100%コットン

ジャケットモデル “Butterfly”

実は、このジャケットもランキングに入れた理由は、夏のための生地について大所高所 (広い視野を持つこと) が出来るようになるという理由です。このような100%コットンのツイル生地のジャケットは夏でも着れる人が多いらしいです。一応、それで、日本とヨーロッパの気候の違いがやはり分かります。私にとっては、日本の夏には、このようなジャケットを着るのは無理です。

まず、もし100%コットンなら、平織が必要です。このジャケットのようなツイルの場合は、風通しがあまりないし、暑くて特に快適ではないと思います。それでも、春か秋なら、絶対に良いジャケットだと思います。

このジャケットについてのレビューを書きましたので、気になる方はぜひこちらをご覧ください。


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⑥ Ferla

290グラム

平織

ウール 37%, ナイロン 25%, シルク19%,リネン 19%

リングヂャケットのジャケットモデルNo-286

基本的には、ナイロンやポリエステルや、というか全ての化繊があまり好きではないです。

それでも、たまには有名な生地のメーカーが化繊を生地の中に数%含むこともあります。「Ferla」というメーカーのような有名なメーカーはそういうメーカーです。特にジャケットの生地が上手く作っているメーカーなので、Ferlaなら、化繊でも入っている生地は問題だと思います。

このジャケットのようなカラースキームとテクスチャーは、今まで見た生地と、全然違います。

そのため、お店で紹介してくれた瞬間に、このジャケットを買うしかないと思いました。

次に、この生地はブークレのようなテクスチャーがあります。

私は普通にブークレはあまり気にならなくても、このような鮮やかな色なら合っていると思います。その理由で、このジャケットでちょっとチャレンジをしてみたかったのです。

春夏のアイテムなのに、買った時は、このジャケットは夏のジャケットではなく、春と秋のアイテムとして買いました。それでも、リングヂャケットの春夏のアイテムなので、この記事で書いている夏のためのジャケットのリストに入れました。

この生地に含まれているファイバーが気になって特別だと思いました。

ナイロンは、今までの経験でも、リサーチから分かったことでも、特にクーリングという材質があるか分かりません。ナイロンの材質を問わず、私の場合はこのジャケットが特に夏に着やすいとは思わないです。この生地にナイロンも含んだ理由は、多分この生地のような色が出来るためで、ちょっとストレッチも出来るという理由かなと思います。

ナイロン以外のファイバーは、ウールの37%以外、ほとんど20%含まれているので、他のミックスファイバーの生地と似ています。結構重い生地ですが、着る時はコンフォタブルな感じで、良いです。特に広い織ではないので、私には、夏のアイテムとして着れないという結論です。

一応、今まで書いたことは、もしかするとネガティヴな印象を与えてしまったかもしれませんが、このジャケットについての意見は全然ネガティヴではないです。

何と言っても、買ったので、とても好きということは当然だと思います。

非常に綺麗な色で、特別なテクスチャーで、とても良いジャケットです。

ただ、夏のためには、このジャケットは使えないと思います。


⑤ Errico Formicola

(ウェイト未知、大体260グラム)

平織

100% コットン

ジャケットモデル “Rotta 2”

まず、このジャケットのモデルは私の好みと100%合っています。スタイルやディテールや、全てが非常に良いです。

このような100%コットンの平織のジャケットは、夏でも着れるジャケットですが、とても暑い日は遠慮した方が良いと思います。

このジャケットと、最近手に入れたNovaraスーツで再確認が出来たので、100%コットンは、平織を問わず、やはりちょっと暑くなりすぎて、一番理想な生地ではありません。

Carusoのジャケットでも、Novaraスーツでも、このジャケットでも、全て違う織なので、個人的には、夏のための生地とならないという結論です。

最後に、このジャケットは明るい水色で、せめて日差しが吸収されることには特にならないので、それは、非常に良い面です。


④ Balloon Fresco 

(ウェイト未知、大体280グラム)

平織

100% ウール

リングヂャケットのジャケットモデル No-269

Frescoという名前が入っているので、このジャケットは夏のための良いジャケット、というのは、当然だと思います。実は、この生地の重さは分かりませんが、多分280グラムぐらいだと思います。

このようなハイツイストは、夏のために良い生地だと確信しています。

ハイツイストなら基本的には、全ての中で、自分の好みとあっている重さや、テクスチャーや、色味を見つけられると、どれでも正解です。ですが、特にこのジャケットの場合、一つだけ気をつけることがあります。それは、ダークネイビーなので、晴れている日は日差しが吸収されることがあります。

一応、Balloon Frescも、様々なBalloonの生地に関しても、記事を書いたので、是非ご覧ください。しかも、今度の記事には、このBalloon Frescoという生地と他のハイツイストも、ハイツイストの比較をするので、是非楽しみにしてください。


③ Carlo Barbera Lana Vita

(ウェイト未知、大体260グラム)

平織

100% ウール

リングヂャケットのジャケットモデル No-254

このジャケットも私の好きなジャケットシリーズでお気に入りのジャケットとなります。特にネクタイなしでも良いコーディネートができるジャケットだと思います。

この生地は、緯糸と縦糸にブルーとライトブルーの糸を三本の糸が含んでいる平織です。

その上で、ピンクとライトブルーの糸でウィンドウペーンパターンがあります。

100%ウールですが、この生地は夏のためにとても良い材質です。

まず、重さはただの推測なのですが、結構軽い感じです。平織の中の糸を三本が入っていると、オープン織になって、非常に風通しが良い生地となります。ライトブルーですが、水色ではなくても、ちょうど日差しを吸収されないようになる色です。

実は、この100%ウールのジャケットは、様々なCarlo Barberaのウール/シルク/リネンのミックスと比較すると、ほとんど同じように着やすい生地だと思います。

何と言っても、やはり、Carlo Barberaというメーカーが非常に良い生地を作っているメーカーです。


② Drago

210グラム

ツイル(らしい)

Cotton コットン44%, ウール32%, リネン 24%

リングヂャケットのジャケットモデル No-269

このジャケットは全ての面が非常に良いジャケットで、とても好きなジャケットです。綺麗な色でもパターンでも、ちょうど良いウェイトと非常に風通しが良い生地です。

この生地はどういう織なのかが、なかなか分かりません。斜めのパターンが見えると、もしかするとツイルだと思います。織り方のパターンを見るのがなぜ必要かというと、比較するためには織方が風通しに影響あるという部分で、このジャケットの場合では、分かりにくいという理由です。

織り方が分かりにくいということは、緯糸と縦糸の中は沢山の小さい糸が入っているので、スワッチを切ったら、たくさん糸があちこちほつれてきて、どの糸がどこから出ているかが全く分かりません。

結局、織り方はなかなか分からなくても、沢山糸が織り込まれているという理由で、この生地が夏のために非常に良い生地になります。沢山の糸が緯糸と縦糸に緩く入ると、生地はとても風通しが良い生地となります。このジャケットの生地は、ウールの代わりにコットンですが、パーセントが結構低いので、ライトな生地でこの生地にコットンが入っているのは全然問題ではありません。


① Piacenza Alashan Breeze

(ウェイト未知、190か210グラム)

平織

カシミヤ 60%, シルク 32%, リネン 8%

リングヂャケットのジャケットモデル No-289

このジャケットもリングヂャケットのジャケットなら初めてのモデルです。今回はモデルの紹介をしないですが、このNo-289というモデルと、この記事のFerlaのNo-286というモデルも、今後紹介する予定があります。

Picenzaというメーカーは、上品な生地を作っている名声があり、この夏のための「Alashan Breeze」という生地も上品な生地だということがすぐに分かりました。高い生地ですが、このジャケットのブラウンのバーションを買うかどうかが迷っているぐらい素晴らしい生地です。

まず、このジャケットは良いジャケットの一つ目の面は、当然ですが、それは重さです。

カシミヤはライトウェイトでも暖める材質があるので、冬のためにとても良い生地です。

このミックスファブリックは勿論夏のための生地です。冬のためにカシミヤのとても良い面の裏は、このような平織でミックスファブリックに含まれると、ライトウェイトなクールな風通しが良い生地となります。

「summer Fabrics pt. 2」の記事で紹介したジャケットと比較すると、この生地のシルクのパーセントも気になります。

残念ながら、その記事のジャケットは、全てこのジャケットのようなシルクが多いというジャケットはありませんが、そのようなジャケットがあれば、カシミヤの代わりにウールとこのようにシルクが多い生地と比較したはずです。

このジャケットの場合は、この生地が含んでいるファイバーの比例がちょうど良いらしいです。

ネイビーですが、ソーラーパネルのような感じではなく、1日中ずっとクールな感じです。

この生地は平織ですが、特にオープンなわけではなく、実は、パートツーで紹介したZegnaのジャケットとほとんど同じような織だと思います。

結局、このようなライトウェイトな平織の場合、このジャケットよりオープンな織でも重たい生地なら、このジャケットの生地が一番良いです。

Piacenzaはパートツーとこの記事でも、全ての生地の中で一番良いですが、このように上品な生地はやはり価格でも上品的な価格帯になります。それでも、予算と合えば、Piacenzaは一番お勧めとなります。

Conclusion

この記事で紹介した生地は、夏のために良い生地とあまり良くない生地のギャップがパートツーの記事より大きいです。勿論、今回の記事では、全て同じファイバーがある生地ではないので、今回のような結論は当然のランキングになりました。しかも、全てのジャケットは非常に良いジャケットですが、夏のためのジャケットとしては、ファイナルカットに入りにくいと思います。

今回の結論は、まず、個人的に100%コットンは私の好みと合わないです。一応、どのような夏かというと、日本は、湿度が高いし、気温が30ºC~40ºCなので、基本的には、ジャケットのシーズンなわけではないです。(特にこの北欧人として) 他の国の場合は、コットンが正解なのは勿論分かります。

しかも、この記事のランキングの二番目は、コットンが入っているDragoの生地なので、コットンが絶対にだめということは言えません。


また一番のお勧めを伝えると、それはやはりPiacenzaの Alashan Breezeです。一応、Piacenzaは、どのシーズンでも非常に良い生地を作っています。

次に、この生地の二番目のDragoが作った沢山の糸が緯糸と縦糸に緩く含まれている生地も非常に良く、お勧めです。


この二つの夏のためのジャケットに関する記事は、特に専門的に書いた記事というわけではないのは分かりますが、夏のジャケットを探している方は、この二つ記事を読むとインスピレーションが出来ると良いなと思います。

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